会社設立のトラブル事例

会社を設立してから、資金面や売上・従業員・サービスなど頭を抱えるトラブルはどんな会社でも多かれ少なから必ず出てきます。
その事例をご紹介します。

1・友人と一緒に立ち上げた場合
気心の知れた友人と資金を出し合い法人化にしました。まず真っ先に起きた問題が不公平問題です。
Aさんはデスクワークで主に企画担当、Bさんは営業担当で遅くまで新規開拓のため走り回っていました。
そのため夜遅く会社に戻ってもAさんの姿はいつもなく少しずつ不公平感がBさんの心に宿ってきました。
そんな事が2・3年続いたたある日給料・ボーナスの金額が全く同じ!と言う事に納得が出来なくなりました。
「俺はいつも夜遅くまで営業に出て、新規のお客を捕まえてきている。でも貴方はいつも早く帰えっている。それで給料が同じと言う事はありえない!」と大揉めになりました。
その後この会社はBさんが独立し、営業機能を失った会社は倒産しました。

*いくら仲が良くても仕事となれば話は別です。ましてお金が絡むとなれば余計にデリケートな藩士になりますね。
友人同士で起業する場合はあらゆる状況を想定してしっかり取り決めをしておいた方が賢明です。
また今回は利益が出た場合の話ですが、まったく儲からず貯金を切り崩し、それでも足りず借り入れを何度も起こす場合は、本当に悲惨ですので要注意です。
友人・知人と共同経営は慎重に!

2・安易にビジネスを考えていた場合
Cさんは趣味でバイク用の革細工を作っていました。バイク仲間からも好評で「こんなに上手いなら独立してお店を作ったらいいのに?店が出来たら買いに行くし、友達にも紹介するよ!」
この言葉をあちらこちらで聞くうちに「僕にも出来るかもしれない。勝負をしてみるか!」と独立を決意!お店もオーナーのこだわりがあちらこちらに見えるお洒落なお店。
しかし友達連中が来てくれたのは初めだけ。商品はそこそこ売れているが家賃が高く利益が全く出てこない・・・結局1年で閉店となりました。

*いきなり独立するにはちょっと・・・とりあえずインターネットで販売しよう!という考えもあったらしいのですが、どうせやるなら自分のお店をやっぱり持ちたい!とオーナーの決意が勝ってしまった事例です。
お店を持つ事が悪いとはいいません。実際お店を出したからこそ売れた!という話もよく耳にします。
難しい問題ですが、どうしてもお店を持つということであれば、とりあえず初期費用は出来るだけ抑えましょう!
そして自分の都合のいい「とらたぬ算用」にならないように気をつけて下さい。

*今後なにかしらの商品を売りたい!とお考えの方は、OL」・サラリーマンの時代からインターネットを利用してどれだけ売れるかを是非試して下さい。
この時代で売れなければ独立しても売れる保証はないですから。

まずはインターネット販売がお薦め!

3・取引先が一つ
「取引先は何件もいらない!」「取引先が1件でも十分に売上があるから大丈夫!」
この考え方はある意味わからなくはありません。
1社で十分すぎる売り上げをあげていればその会社のみをみていればいいのですから。
しかし世の中に絶対はありません。
もしこの取引先が倒産したらどうしますか?

売上を1社に頼ってしまう事がどれだけ恐ろしいことか・・・
やはり取引先は多数あるにこしたことはありません。
たとえ売り上げが少なくても数が多い方が経営的には絶対に安定します。

4・経理の人に裏切られた
この話も最近よく聞く話です。通帳・実印の管理も任せ支払・収入管理もお任せ。
当然帳簿入力もお任せではいつ不測の事態が起きても不思議ではありません。
設立当時は人件費を出来るだけ抑えたい!という事情もわかりますが、なんとか管理を分散することを強くお勧めします。
何かあってからでは遅すぎますので!

5・閲覧申請
最近関与するようになった会社は昨年の12月に設立されていた。
行政書士に設立は依頼されていたのだが、その後税務署等に設立関係の届出がされたか不明であった。
税務署に電話で問い合わせたら、会社の委任状をもって閲覧申請をしなさいとのことであった。
本日、閲覧申請をしてきたら届出書類は何も提出されていなかった。
すでに設立されてから3ヶ月経過していて青色申告の申請も間に合わない。残念!

6・大家さんとのトラブル
今まで個人で住んでいたアパートで起業しようと、会社の住所をアパートの住所にして表札も会社名に変更したところ、「うちのアパートは個人の人しか入居させない契約です!会社をやるなら契約違反だからすぐに出て行って欲しい!」と言われた。
共同住宅で起業される方は事前に大家さんの許可を取っておいてください。